コラム

銀行の実態を知ると詐欺としか思えないという話

銀行というと固い仕事をしている所とおもう人もいるでしょう。しかし、実際は詐欺まがいのことをしていると言ったら信じていただけるでしょうか。どういう詐欺をしているかというと、手持ちがないのに相手のものをどんどん取り上げる詐欺です。この事実を国民の99%は知りません。もし知っていたら暴動が起きるかもしれません。今回は銀行の不都合な話です。

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お金の95%は銀行で作られている

銀行で作られる

あなたは子供のころ、お金はどこで作られると聞いたでしょうか?日本の場合、紙幣は日本銀行がつくっています。お金が作られるイメージは「紙に印刷をして裁断をしてお金が出来上がる」といったものです。普段私たちが目にしているお金はそのような形をしているため、そのイメージが染みついています。しかし、それは小学校の世界では正解ですが、大人のお金の世界ではそれでは正解とは言いづらいのです。実は95%のほどのお金は銀行が生み出しているのです。

信用創造というマジック

銀行がなぜお金を生み出しているかというと信用創造をしているのです。信用創造という言葉は、マジックのようなものです。なぜなら何もないところからハトやステッキ、ハンカチなどをだすマジックと同じように、銀行は何もないところからお金を生み出しています。

私たちのほとんどは、預金者によって預けられたお金を銀行が貸し出していると信じています。銀行は「お金を預けてもらったお金を元に、会社や個人に貸し出す」と。

しかし、それは事実ではありません。実際は預金や銀行が稼いだお金を貸すのではなく、借り手が約束している返済からお金を創造しているのです。ローンの書類を書いた借り手は署名して銀行に対し、ローン金額と利息を支払う義務を負います。返済できなければ、家や車などの資産を失う誓約をさせられてしまうのです。銀行はリスクゼロで、お金か担保が手に入ります。

信用創造の種明かし

種明かし

銀行は借り手の口座にローンの金額をちょっと書き込むだけで魔法を使ったかのようにその金額を手に入れることができます。この仕組みはどのようになっているのでしょうか。信用創造というのは、銀行が貸し出しを繰り返すことで、銀行全体でみた場合最初にあった預金の何倍もの預金を作り出すことです。この方法によって多額のお金を生み出してきました。具体的にどのように計算するのか考えてみます。預金準備率が10%だった場合、銀行Aに1000万円預金として受け入れると、10%分である100万円を残して、残りの900万円をGさんに貸し出します。そのGさんが900万円借入れ、B銀行に預金をすると、B銀行は10%である90万円を残して、Hさんに810万円を貸し出します。HさんがB銀行から借りた810万円をC銀行に預け入れます。そうすると、今度はC銀行が10%である81万円を残して、Iさんに729万円貸し出します・・・

このようにすると、最終的に預金総額は当初預けていた預金額の1/預金準備率倍、つまり1000万円×1/0.1=1億円となります。

つまり、最初の金額が1000万だったのに、最終的には1億円になりますので、9000万円のお金が銀行によって生み出されることになったのです。

実際はそこまでのお金を生み出せないでいる銀行

前述した計算式によって、お金が10倍増えました。しかし実際はどうなのでしょうか。日本銀行の預金準備率を調べてみると、2019年7月で0.790%となっています。この数値は、最高値である1980年10月の1.3%と最低値である1994年2月の0.4%の間ほどの平均的数値です。この数値で計算すると1000万円が126億円にもなります。

日本 預金準備率

理論上、その金額までお金を生み出せるのですが、実際はそこまではできていません。なぜなら借り手がいないからです。そのために利率などを下げて借りやすくしているわけですが、なかなか借り手がいないため銀行も先細りをしているという状態です。つまり、銀行はあくまでも借り手がいないと存在が危ぶまれる業種なのです。

現代の国家と銀行は資本主義のルールに沿っている

資本主義のルール

銀行は潤滑油たるお金を作り出しています。国は金融庁を通して銀行を管理しお金の流れを作り出しています。現在の資本主義において、銀行の存在が嫌だと言って排除することは難しいでしょう。産業革命ごろから起きた現在の資本主義は体制側である国や銀行がぐるになって作り出したものだからです。

この資本主義の構造に気づいてしまったら2つの方法しかありません。

・現代とは全く違うルールを作ろうと試みる

・今の資本主義というルールの中での最適化を試みる

解説していきます。

・現代とは全く違うルールを作ろうと試みる

銀行のやり方が嫌なのであれば新しい世界を作る必要があります。その時のお金は従来のお金と全く違う形態になっているかもしれません。国の在り方も変わってくることもあるでしょう。この起点として考えられるストーリーは最新のテクノロジーを使うスタイルになるのではと考えているグループもいるようです。

・今の資本主義というルールの中での最適化を試みる

もうひとつは現状のルールでの最適化を目指すというものです。銀行などの金融機関は富裕層になればそれなりにお付き合いが増えるものです。彼らと仲良くやっていくやり方も一つの方法です。

こちらのやり方のメリットは、もうすでに富裕層になった人などから参考となる意見などがもらえることです。

富裕層は清濁併せ呑む人が多い

富裕層

富裕層はあまり相手を非難しません。心ではそう思っていても表立って口にすることは損をすることを知っているからです。相手にも利益を持たせ、最終的に自分の利益をもらうという感覚の人の方がうまくいく人が多い気がします。周りと協力しながら、最終的に富裕層になれるように準備をして行動をしていきましょう。

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