コラム

幸せなお金持ちになるためにするべきたった1つのこととは。

誰だって幸せになりたいものです。お金と幸せの相関関係はあるのかどうかという話題は、古今東西の話題のひとつでしょう。あなたも「人の幸せはお金で買える」などと思っているのではないでしょうか。では、本当のところはどうなのでしょう。個人的な感覚では判断を間違える可能性がありますので、今回はデータを活用し、お金と幸せの相関関係を追及していきます。

Contents

お金はあればあるほど幸福度があがるのか

幸福度があがる

「所得が増えれば増えるほど人間の幸福度があがる」一見、そのように感じやすいのですが、実際のところはどうなのでしょうか?この「年収と幸福度の関係」は数多くの実験や調査によって結論がでています。

それは、「所得がある一定水準に行くまでは幸福度が上がるが、その水準を超えると幸福度との相関関係は見れれない」というものです。

お金には飽和点があることがわかっている

調査

アメリカの経済学者である、リチャード・イースタリンが1974年に調査したところ、一人当たりの年間収入が1万5000ドルを超えるまでは所得の上昇と幸福に関係があると結論付けました。この研究によって、飽和点があるということが明らかになったことが画期的なことでした。

その後、またアメリカの経済学者・行動経済学者であるダニエルカールマンが、所得の高い地域では7万5000ドルを超えると、幸福感が増えないということを論じました。そのため日本ではこの研究を例にあげ、700万円から1,000万円を境に満足度が下がるという論調が多くを占めるようになります。

日本人は思ったより欲深いことが分かったレポート

世帯年収別の総合主観満足度
内閣府「満足度・生活の質に関する調査」

しかし、ここに一つのレポートが登場します。内閣府が日本人の年収と貯蓄の金額での幸福度調査を行ったのです。そこには驚くべき結果となりました。2019年度5月24日、および7月30日において、内閣府が「満足度・生活の質に関する調査」の第一次報告著および、第二次報告書を報告しました。

そのデータによると、日本人は幸福度を感じる年収はなんと3,000万円までは上がり続けることが分かったのです。そして、3,000万円を境に幸福度は下降していくとのこと。

資産も増えると幸福度が増えていく

一方、お金の尺度として「年収」のほかに「資産」というものがあります。こちらの幸福度はどうなのでしょうか?

2013年にアリー銀行が25歳以上のアメリカ人1,025人を対象に行った調査があります。この結果は以下のようなものでした。

・貯蓄が10万ドル以上の57%が非常に幸せ、または幸せと答えた。

・貯金額が2万~10万ドルの人は42%が非常に幸せ、または幸せと答えた。

・貯金額が2万ドル(210万円)以下は34%が非常に幸せ、または幸せと答えた。

・貯蓄がゼロの人は29%が非常に幸せ、または幸せと答えた。

結論として、10万ドル以上の人が一番幸せの比率が多いことから、貯蓄は幸せ度は際限がないと位置付けていました。

内閣府「満足度・生活の質に関する調査」

日本人は資産3億までは幸福度が続く

しかし、内閣府が資産と幸福度の関係についても報告しています。その内容によると、日本人の場合は資産が1億以上3億円未満までが一番幸せ度が高く、それ以降は減少することがわかりました。

年収と資産でどちらが幸福度が大きいかはわからない

どちらが幸福度が大きいかはわからない

この2つの尺度はどちらが幸福度が大きいのでしょうか?内閣府の調査だけをみるとわからないという結論に達してしまいます。

ですので、もう一度アリー銀行の調査に戻ってみましょう。この調査で実はもう一つの報告をしています。それは、資産を持つとどうやら精神衛生上良いということです。

この調査によると、

・90%は、節約することで未知の問題に直面すると答えています。

・90%の人は、節約することで安心できると答えています。

・87パーセントは、節約することで誇りを感じると答えています。

・82%は、節約することで独立できると答えています。

つまり、「お金を保持していると安心できる」という感情がわくことは、どうやら確実のようです。

私たちがお金で幸せを感じる簡単な方法とは

幸せを感じる

お金と考えた場合、私たちは2つの尺度を考えることができます。一つは「年収」、もう一つは「資産」です。どちらもある一定額までは幸福度が上がるようなので、どちらを目指したとしてもお金を追求することはデータ上、幸福度が上昇することがわかっています。どちらの金額もかなり大きい額なので、お金を増やしすぎて不幸になるという悩みまで到達するのはかなり難しいため、考えなくて良さそうです。

問題はどちらが実現可能性が高いかということ。こちらもデータで調べてみました。年収を3,000万円の人の割合は全体の0.2%しかいませんでした。実は、ほとんどの人が到達できない領域なのです。

年収3000万円の割合
Smartwith

一方、資産が3億円という人はどれぐらいいるでしょうか?3億円という数字での資産が抽出できなかったので、1億以上の純金融資産を持っている人とします。その割合はおよそ2%。

2015年調査の保有金融資産規模
野村総合研究所

この数字から比較するに、どちらも大変ですが、年収よりも資産を増やすほうが実現可能性は高いということがわかるのではないでしょうか。

どのように資産を増やしていけばいいのか

どのように資産を増やしていけばいいのか

大きく分けて以下、3つの方法があります。

・収入を増やす

・支出を減らす

・資産を運用する

この3つの組み合わせによって資産は増えていきます。

収入を増やす

収入を増やすためには、今が会社員であれば出世をする、転職するなどの選択肢が考えられます。そのほかには、副業を始める、独立をするということも考えられます。

出世

昔はこの方法もありましたが、現在は出世するポストがない、出世をしたとしても給料が上がらないということが起きていますので、あなたの会社は出世ができる会社なのかどうかを見抜く必要があります。

・転職

あなたがまだ20代なのであれば、転職エージェントなどを使って給与をアップすることは可能です。他社に転職しても通用するスキルを持っていれば転職は売り手市場ですので容易だからです。一方、40代なのであれば、転職はかなり難しいといってよいでしょう。家のローンなども抱えていればなおさら決断が難しくなります。じっくり考えて判断する必要があるでしょう。

・副業

サイドビジネスなどでお金を稼ぐという方法です。この方法がうまくいけば、毎月ボーナスをもらう状態になることも可能です。デメリットとして、会社が終わってから副業をやることになるために、時間の確保が大変になります。疲労も増えます。また稼ぐための教材を買ったのに、稼げずかえってお金が減ってしまう人もいますので、自分の実力を見極める必要がありそうです。

・独立

副業の先には独立という方法もあります。副業よりも稼げる可能性は増えますが、リスクも増えます。家族がいる場合、反対されることも増えるでしょう。それらを乗り越える精神力と時流に乗る力、そして経営センスが要求されるでしょう。

支出を減らす

では、今度は支出を減らす方法を考えてみましょう。つまり節約するということです。

・保険の見直し

・通信関連の支出の見直し

・車の見直し

これらの内容が該当します。費用の中で継続的に高く支払っているものを中心に、削減してみると効果があります。とはいえ、節約だけではなかなか資産家にはなれないのが現実です。

資産を運用する

投資を行う必要

最後は資産を運用するです。お金はお金を生みます。そのために投資を行う必要があります。もちろん、資産を増やそうとして目がくらみ、お金を減らしてしまっては意味がありません。その意味ではお金の管理をしっかりと行う必要があります。そのうえで、何に投資したら良いかという話ですが、世の中にはいろいろな投資があるのをご存じでしょうか?もし興味があればご協力できるかと思いますので、ご連絡をいただければと思います。

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