コラム

トップスポーツ選手も投資をする時代に!お金の使い方で全く違う人生に

トップスポーツ選手

世界的に有名なトップアスリート達が、引退後に投資家やビジネスオーナーになる傾向が強まっています。アスリートでさえ投資家になる時代なのです。その一方、莫大な報酬を手に入れても投資をせずに自己破産をしてしまうアスリートも存在します。今回はその考え方の違いを考察していきます。

Contents

大金を稼ぐトップアスリートたち

近年、トップアスリートたちの収入が爆上がりしています。現在の人気トップアスリートたちは年俸の他、企業の広告塔になったり、事業を起こしたり投資家になっているためです。もちろん年俸もあがってはいるのですが、スポンサー契約などの収入も増えているのです。これらの選手たちは、国際的なスポーツの頂点に立った後に、自社の製品を販売したいと考える企業からのスポンサー契約を受けることになるのです。彼らの収入はうなぎ上りです。

メッシでさえ投資を行っている事実

リオネル・メッシ

2019年のランキングで1位のトップアスリートはサッカーのリオネル・メッシ(バルセロナ)で、年収が1億2700万ドル(138億円)でした。そのうち、スポンサー契約としてペプシコ、マスターカード、アディダスなどから総額3500万ドルほどの収入がありました。

そんなメッシがバルセロナにあるシッチェスというリゾート地にある4つ星ホテルを購入したということは意外と知られていません。2013年に建設された同ホテルは77室で、今回は36.9億円を捻出したと言われています。

一流のアスリートでも選手寿命は短い

一流だったスポーツ選手も月日が経つにつれ、満足のいく成績を残すことができなくなり引退をします。現役の時は莫大な年俸をもらった選手でさえも、引退をした後もスポンサー契約の継続がなければ収入が途絶えてしまいます。そのために「投資」というフィールドに乗り込んで資産を増やそうとしているのです。そなぜなら定職をもつサラリーマンよりも、圧倒的に選手寿命という期間が短いからこそ真剣に考えるのでしょう。ここで「投資」を選択する人と、「消費」を繰り返す人の差が生まれます。

投資家を始めるアスリートの大部分は、弁護士、代理人、チームメイトなどのアドバイスを聞き、コンサルティング会社やプライベートバンキングを通して投資をスタートさせます。従来の投資の代表的なものといえば不動産投資でした。

「立地の良い場所の建物を購入し、テナント収入で稼ぐ」ということを行っています。確実に収入になり、節税対策にもなるという考えからです。

スポーツに近い場所で投資を拡大させるアスリート達

スポーツに近い場所

一方、これまでの経験を活かし、スポーツに近い分野に投資する選手が増えてきたのが最近の傾向です。自らがエンジェル投資家になり出資を行ったり、彼ら自身のイメージを最大限使い投資家を呼び込んで会社に貢献するタイプの投資です。

元ニューヨークヤンキースのキャプテンであるジーターは、マイアミ・マーリンズを買収して球団オーナーになりました。その買収グループの中には、元NBAでスーパースターだったマイケル・ジョーダンも加わっていることで話題になりました。

そのマイケル・ジョーダンはNBAシャーロット・ホーネッツの筆頭オーナーになり、その後一部を2人の投資家に売却しています。2010年には1億8000万ドルで購入した球団を、現在の資産価値すると15億ドルに跳ね上げることに成功し、売却したのですから投資家としてかなり優秀だといえます。

最近では、急成長著しいeスポーツにも出資を始めています。

スーパースターという圧倒的知名度を利用する

彼らの強みは、元スーパースターという圧倒的な知名度です。その知名度から生まれるネットワークがビジネス上で価値があると認識されているためでもあります。まだ小さい企業や赤字の企業だとしても著名人が加わることは彼らが実質広告塔になってくれることを意味します。そのため大きく注目を浴びることとなり、業績や評価も上がっていくのです。

資産もあり、自らも広告塔になることで評価を上げるというトップアスリートのビジネススタイルはこれからも続くと思われます。

では超一流選手しか投資がうまくいっていないかと言われればそういうわけでもありません。自分が見識がある業界に近い部分に対し投資がうまくいっているパターンもあります。

もちろん、会社の業績が上がらない可能性も充分考えられますが、投資額はそれほど大きく設定していないのが普通です。そのため損失は少ないのですが、もし儲けが出た場合、大きく収益は上がります。

このような投資の成功例として引き合いにだされるのは、元自転車ロードレーサーであるランス・アームストロングです。彼は2009年に、企業価値370万ユーロ(約4億6500万円)だったUberに10万ユーロを投資。そして10年後の現在、Uberの企業価値は爆上がりし2万7000倍になりました。彼は圧倒的な富を持つことに成功したのです。

日本のアスリートも投資をし始めている

日本においてスポーツ選手がビジネスをすることをあまり良しとしない風潮があります。前提にはスポーツにはお金を目当てでしてはいけないというアマチュア精神が全体的にお金を求めてはいけないようになっているのです。2019年に大いに盛り上がったラグビーのワールドカップ。世界強豪国の選手は高額の報酬をもらっているのに対し、日本の代表選手が派遣社員レベルだということが発覚したのも記憶に新しいところです。そもそもスポーツでお金をもらえるフィールドも少ないため、ましてや投資なんてと思われているのです。

とはいえ、世界で活躍し大金を稼ぎ、そのお金を投資に回す新しいタイプのアスリートが増えてきているのも事実です。その代表格が元サッカー日本代表である中田英寿でしょう。彼は若くして世界に進出し、ワールドカップを経験した後引退。その後は地元や所属していたサッカーチームをサポートする傍ら、企業の執行役員になったり、上場会社の大株主になっています。

また、元メジャーリーガーの長谷川滋利も投資家の道を進みつつあります。「経済を知るためにアメリカに行ったのではないか」と思われるほど、ロッカールームで株の新聞を読む唯一のメジャーリーガーだと揶揄されました。勉強家で英語も経済も学び、現在はアメリカの若者を育成するチームを保有しながら投資家として生活しているようです。

資産を持たず使ってしまい失敗するアスリートも

失敗するアスリート

一方、投資などを考えずに無駄遣いをするアスリートもいるのです。どんなに年収が億越えしたとしても自己破産になってしまう人たちです。有名なところではボクシングのマイクタイソンです。彼らは「お金が入れば入っただけ使ってしまう」パーキンソンの法則の通り使ってしまうのです。特に彼らは高額な報酬が一機に入ってきます。お金目当ての人が大量に寄ってきてしまうため、気を許すとついお金が大量に出て行ってしまいます。

トップアスリートのように高額な報酬を貰っていたとしても、うまく資産を運用しなければ最悪、自己破産をしてしまいます。逆に考えれば私たちのように収入がそれほど多くなくても、無駄遣いをせずに投資に励むことで資産を増やせることができる時代になったともいえるのです。

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