コラム

日本人が行っているお金に対する間違った付き合い方5選

「お金の本質とはなにか」このことに答えられる日本人は少ないでしょう。なぜか日本ではお金のことを忌み嫌う傾向にあり、わざと考えないようにしています。そして勤勉に働くことを美徳として、一生懸命働き貯金することに励みます。そして、将来はなんとかなると思っていたのに、気づいたら不安しか残っていなかったということがあります。いままでお金のことを考えてこなかったためにフェイクの情報に振り回され、ますますお金に恵まれずにいます。これは日本人がお金に対して間違った付き合い方をしているためです。そこで今回はどのように間違っているのかを解説していきます。

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人から言われた価値をそのまま信じる

そのまま信じる

日本にいるとモノの値段はいつでも同じだと考えがちです。富士山の頂上など、よっぽど辺鄙な場所に行かなければ、どこで買っても同じだと考えています。ものには適正な定価があり、どの人が買っても同じ値段で買えると思っているのです。日常品レベルであればそれほど問題にはならないのかもしれません。しかし、海外に行ってみると対応が人によってバラバラなのがわかります。海外の銀行に行くと、顕著なのですがお金を持っている人と持っていない人の待遇があまりにも違うのです。お得意様であれば奥のコーナーでゆっくりと対応してもらえます。一方、お金をあまり持っていない人に対してはものすごく待たせることもあるのです。日本では公平意識からか、誰でも適切な価格で買えると思っているのです。そのため、金額を提示されれば疑問をもたずにそういうものだと信じてしまうのです。本来、価格というものはいろいろな要因で決まります。日本人は知らず知らずのうちに、自分で金額を見極める能力を放棄してしまっています。その結果、人から言われた価値を疑いもせずに信じてしまうのです。自分で良し悪しが判断できないというのは、お金を扱っていく上では致命的な欠点になります。

お金の価値は絶対だと思いすぎる

現在、紙幣と呼ばれているお金は、その国々のお墨付きがあるだけの紙きれであり不換紙幣といわれています。不換紙幣とは金と交換できる兌換紙幣とは違い、政府がおかしくなれば、紙幣の価値など一夜で変わってしまうかもしれない代物です。また通帳に印字されている数字を見て喜ぶ人は多いですが、それは通帳についているインクのシミなのかもしれないのです。手元に実物があるわけではありません。極端な話、ただ頭の中でお金がイメージできるので得したと錯覚しているだけです。歴史において何度も今まで使っていたお金の価値がなくなったときがあります。「今の紙幣は価値がなくなります、新しい紙幣と交換しますので銀行に持ってきてください」といわれ、銀行に持ち込んでみると国家側の都合の良いレートで変えられてしまうこともあるのです。所詮、お金はそれだけのものでしかありません。ですので、仮に借金が増えて返せなくなっても死ぬ必要もありません。現在の法律では破産は合法です。米国大統領であるドナルド・トランプは4回破産しています。一時は9億ドル近くの負債を抱えたこともあり、「世界一貧乏な男」という称号をもらったこともあるのです。しかし、現在では有数の富裕層です。資産を持っている人たちは、お金は必要だが必要以上に振り回される必要がないことを知っています

お金のために嫌いな仕事をして一生懸命働く

嫌いな仕事

「自分が嫌いな仕事を一生懸命して働いたお金が尊い」といった風潮が蔓延しているのが日本です。お金がない人はそのように自分に言い聞かせてきたからこそ、他人に対しても辛い労働をするのが当たり前と要求してくるのです。本来であれば自分の好きなことをすればよいのです。お金が発生し、労働と資本が分離したことで、お金があれば労働しなくても生活することができるようになったのです。その本質的な部分を見逃し、自分が嫌な労働で一生を終えるのだとしたらそれは楽しくないだろうなと思います。富裕層はお金のために労働をするのではなく、お金を働かせるための労働をするのです。本来、私たちはもっと自由に生きることができるのです。

自分で管理しないでお小遣い制にする

サラーリーマンの人で多いのがお小遣い制の人です。一昔前であれば、家計を奥さんに任せるのは「奥さんにうまく尻に敷かれている亭主」と思われていた節がありました。しかし、現在においてそれではもううまくいきません。管理する側である奥さんが金融リテラシーが旦那さんよりも高いのであればまだわかりますが、目先に損得にとらわれすぎる場合、お金の主導権をとられてしまえば日々の消費に使われてしまい何も対応できないからです。また、お小遣いとしてお金をもらっている状況では、毎月のお金の範囲でしか物事を考えることができません。お金との付き合い方で重要なものの一つは、自分がコントロールできるようにすることだからです。

 

長期的に物事を見ない

あの天才物理学者であるアインシュタインが、世紀の大発明と称したのは物理の公式ではなく複利でした。お金は時間をかけると複利で増えていきます。複利のパーセントが小さいと少ししか増えないように見えます。しかし、実際はものすごい勢いでお金が増えていくのです。今では電卓で計算しなくてもWEB上にたくさんの複利を計算ツールがあります。しかし、あえて使わないでご自身で計算をしてみて紙に書き出してみてください。どんどん増えていくことが分かるはずです。その増え方が分かれば、借り入れるときの利子がいかに暴利なのかもわかるようになります。期間が長ければ長いほど複利が大きくなっていくのであれば、国内商品で販売されているような実績では満足いかないはずです。

 

国内しか見ていない

国内しか見ていない

前項にもつながる部分ではありますが、日本人の関心事が国内である割合が非常に高いのです。ニュース番組を見るとわかるのですが、世界のニュース番組は世界の経済、政治、災害の情報などが多いのに対し、日本はゴシップ、芸能、珍事件などどうでも良い情報が目につきます。これは世界から見ると、「日本は平和に見える」所以でもあるのですが、島国である日本は今まではそれでも大丈夫でした。外部からの侵入者はそれほど多くないため、国内だけを考えていればよかったのです。もともと大陸に住んでいる国では当たり前ですが、隣国を含む外国の動向が気になります。なにか問題が発生するかもしれないですし、逆にチャンスがくるかもしれないからです。日本は国が国民を管理し、なるべく国民に対して国民はバカだから、国が守ってやらねばならないという意識で無駄な規制をたくさん作ってきました。しかし、現代で法律で守っていてもどんどん情報は漏れてきてしまいます。日本人はお金に対してあまり考えなくても生きてこれました。しかしこれからはお金と正しく向き合っていく必要があるのです。

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