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実感はなくてもインフレは進んでいる!ガチャガチャから見る物価上昇の恐ろしさとは

かつて駄菓子屋や文房具屋、おもちゃ屋などの前に必ず置かれていたガチャガチャ。30~50代であれば懐かしく感じるでしょうし、60・70代なら子どもにせがまれた記憶もあるかと思います。実はこのガチャガチャは今でも大人気!スーパーマーケットや駅ビル、他にもショッピングモールや観光地などでも多数設置されており、日本人だけでなく旅行で来た外国人もよく回しています。

昭和生まれの方ならガチャガチャといえば50~100円のイメージがありますが、現在は200円から500円という値段に上がっていることをご存知でしょうか?今回はガチャガチャから見る物価の上昇について解説してみます。

ガチャガチャと物価の関係

ガチャガチャ

ガチャガチャは基本「決まった金額のコインを入れて購入できる」という点で、どの世代にも物価のイメージがつきやすいです。それこそ子供の頃のトイレットペーパーや食品の値段を1円刻みで思い出せる方は少ないはず。

 

『誰でも知っていて当時の価格が思い出しやすい』

 

そんなガチャガチャを見ていくと、いかに物価が上昇しているのかがわかりやすく見えてきます。

 

ガチャガチャについてのおさらい

ガチャガチャの正式名称は『カプセルトイ』と言います。これは総称で他にもガシャポンやガチャポン、ガチャなど地域やメーカーにより呼称は様々です。1970年代に全国に広まり、80年代には有名なキン肉マン消しゴム(キン消し)やSDガンダム(ガン消し)などが爆発的にヒットしました。


その後は子供向けのアニメキャラクターやおもちゃに限らずリアルな海洋生物や観光地でのご当地限定グッズなど封入品の幅が広まり、子供や一部のマニアックな人向けだけでなく多くの人が楽しめるおもちゃになりました。


余談ですが、最近スマホゲームの課金問題で話題に上がる「ガチャ」という言葉はこのガチャガチャが由来です。

ガチャガチャの価格は開始当初の10倍!?

1970年代はガムや占いくじなどが20~50円台で販売されていたガチャガチャですが、玩具メーカーのバンダイはキャラクター物という価値をつけて100円で参入しました。その後各メーカーが足並みを合わせて100円の状態がしばらく続くのですが90年代、2000年代になると価格がワンコインではなく200円が相場になり、現在は1回で500円のものもあります。
高額なものは造形が複雑であったり、部品を組み上げて作ったりといったクオリティの高さがあります。

「それなら高くなるのもしょうがないよね。」

と思わず納得してしまいそうですが、原因は他にもあります。それはズバリ「インフレ」です。

ガチャガチャとインフレ

確かにクオリティの高いガチャガチャが500円になるのは理解できます。100円の頃は単色の味気ないおもちゃがほとんどでしたが、今は複雑な造形や豊かな配色、種類もたくさんあって質の高いものばかりです。しかし各メーカーが足並みを揃えてワンコインを捨て、最低価格を200円に引き上げたのはなぜでしょうか?
はじめに答えを言ってしまうと、ガチャガチャの原材料の高騰や、工場でガチャガチャを作る労働者の人件費の上昇といったインフレの影響が大きいからです。

改めてインフレとは?

インフレ

インフレとはインフレーションの略で、簡単に言えば物やサービスの値段が上がる、つまり物価が上昇することです。インフレには2種類あり「プラスのインフレ」と「マイナスのインフレ」があります。

プラスのインフレは物価の上昇により企業の業績が上昇。社員に利益が還元されることで生活費が増えます。その増えたお金で物やサービスを購入することで企業が儲かり…という循環が生まれます。

マイナスのインフレは原価の高騰により企業の利益が減少。それが従業員の給料に響き、節約志向で物の購入を控えたり貯蓄にまわしたりします。すると市場が縮小して企業の業績も悪くなり…という悪循環になります。失われた30年とも言われる日本の現状がまさにそうです。

円とインフレの関係

例えば10年後のインフレ率が5%上がったとしましょう。今軽自動車の平均価格が100万円だとしても10年後には105万円になっています。現在の給料が300万円で、プラスのインフレの影響を受けて10%増加し330万円になるなら影響は少ないです。しかし給料がなかなか上がらない昨今の状況において、インフレの加速は恐怖でしかありません。

為替の動きを考慮しないとしても、円の価値というのは常に変化し続けています。

日本人が大好きな貯蓄に潜むデメリット

内閣府が発表している2017年の「高齢者の経済状況」によると、60歳以上の世帯の貯蓄額は中央値で1,592万円、全世帯の中央値1,054万円と比べると約1.5倍の差があります。

「年寄りがお金を使わないから景気がよくならない!」

という意見もありますが、インフレの目線で見れば決して間違ってはいません。増税の影響で物価は上昇しましたし、銀行に入れっぱなしにしておくと損をする可能性が高いです。
それこそガチャガチャを例に挙げると、90年代に1万円を貯金していたら100円のガチャガチャが100回できたのに、現在は1回200円で半分の50回しかできません。銀行に預けても金利なんて無いようなものなので、結果貯蓄をしていただけなのに損をしてしまうのです。

貯蓄だけでは損をする時代

もしもの時のために現金を貯めておく事自体は良いことです。不慮の事故で数ヶ月以上仕事ができなくなったり、最近は大企業でもリストラされたりします。
しかし将来の不安に備えて過剰に貯蓄をし続けるのは、はっきり言ってもったいないです。

・インフレで物価が上がれば貯蓄している円の価値が下がる。
・銀行に預けていても金利はスズメの涙程度。
・未来は誰にもわかりませんが物価は間違いなく上昇し続けている。

そこで選択肢の1つとして資産運用があります。運用と言っても様々で、少額から始められるiDeCoや個人年金保険といったものからNISA口座を使った投資信託、真っ先に思い浮かぶ株やFX、金額が大きい不動産投資などなど。年利が5%程度だとしても銀行に預けるよりはリターンが高く、複利で運用すれば15年で元本が2倍になります。そして海外まで目を向ければもっと高り利率も存在します。

まずは自分が必要だと思う額を貯金する。そして余ったお金は資産運用に回すか、思い切って使ってしまうのもいいかもしれません。円の価値は変わり続けるので、収入の大半を貯蓄に回すくらいならここぞという時に使うほうが将来的に損をする場面は減りますよ。

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