「将来のことを考えて少しでも貯金しよう」と考える人は多いはずですが、意外とお金というのは貯められないものです。特に日常生活で使う消耗品や食品などは、金額的に見るとお大きい額ではありませんのでつい余計と分かっていても買ってしまうという人も多いはずです。
買ったは良いものの使ってないというものが、あなたの家にも眠っていたりしませんか?無駄な支出を減らすことは、短い目でみれば大した金額にはならないでしょう。
ただ、それが1年、5年、10年と続けば、かなりの金額になります。
ようは「塵も積もれば山となる」というわけです。
それだけ時間をかければ小さい消費も大きくなり、逆に消費を長い期間抑えることができれば大きな貯金へと回すことも可能だということです。
今回の記事では、そんな無駄なお金の使い方を減らすための買い物の考え方について紹介したいと思います。
Contents
意外と身近な依存性の高いもの
依存性が高いと聞くと逮捕者が相次いている大麻などが思い浮かぶかもしれません。
しかし、違法なものを除けばタバコやお酒といった依存性の高いものは意外と身近に多くあります。
ただ、それを除いたとしてもさらに身近な食べ物に依存性が高いものが隠れているのはご存知でしょうか。
それは「チョコレート」た「クッキー」という菓子類もあれば、「ピザ」や「フライドポテト」「ハンバーガー」という私達の日常に多く潜んでいるものが多く、気づかないうちに依存してしまっている人もいるかもしれません。
特に「炭酸飲料」は糖質が高めであり、菓子類やファーストフードといった依存性の高い食べ物とセットで飲まれることが多くあります。
「炭酸飲料」が好きな人も多いと思いますが、コーラやサイダーは子供の頃から飲むことも多く、恐らく最も馴染み深いはずです。
しかし、専門家らによれば、太りやすい食べ物はヘロインやコカインと同様の依存性があるかもしれない言われています。食べ過ぎや飲みすぎが脳に影響を与え、依存傾向を強めるという研究結果もあるほどです。
高脂肪、高カロリーの食べ物は、麻薬的な快楽を生み出しお腹がいっぱいでも食べ続けてしまう。その結果、体重がどんどん増えていくことを体験として知っている人も多いのではないでしょうか。
一般的に砂糖が大量に含まれた高脂肪、高カロリーの加工食品は依存性の高い食べ物の上位に挙げられています。
これらはどこのスーパーでも買えるようなものであり、簡単に誰でも手に入れることができる。しかし、これらの商品が「依存性が高いので買わないでください」とはなりません。
なので、私たちはこれらを自分で判別して買わなければならないということが重要です。
中毒性の高い食品
上記の「依存性の高いもの」の項目で紹介しましたが、これらの物の特徴は「脂質、糖質、カフェイン」の多い食品が主になるかと思います。
かといってこれらを完全に排除することは出来ませんし、私自身も好きか嫌いかで言えば好きです。
健康に害がなければ毎日でも食べたいですが、将来的に被る自分へのリスクを考えるとそうは行きません。
ですので、これらを摂取する場合もお酒などと同じで一定のルールのを作るのが最適です。
- 週で1日(休日)だけとってOK
- 手作りして中毒性の高い成分を減らす
など、ルールを作ることが大切です。
お金を消費しないことはもちろんですが、そういった支出以外の要素も意外とお金を貯めるための要素として重要です。
お酒
これは完全に否定する気はありませんし、私も嗜む程度は飲みます。
そのため、重要なのは依存症や飲むのが習慣化してしまわないようにすることです。漫画ウシジマくんなどがいい例かもしれませんが、アルコール依存症の方は債務者の確率も比例して上がっていると思います。
お酒は一定のルールのを持って嗜むことが最適で「毎日晩酌はしない」といったアルコールを抑えるための決め事などが大切になります。
最近は、コロナ禍ということも自宅のみやリモート飲み会などが以前よりも浸透してします。その結果、家飲み需要などが増えて1人で飲むということも増えてストレスからお酒の量がつい増えてしまったり、毎日自宅に帰ってからお酒を飲むことが習慣化してしまう人もいるはずです。
タバコ
タバコに関しては、家系的な事情もあり私は絶対にやりません。
また、タバコは不健康をお金で買っているとも言えるかと思います。生きていく上では必需品ではないので、辞められる人はやめた方がお金は溜まります。
ここで、タバコを吸っている愛煙家の人との出費がどれぐらい発生するのかを見ていきたいと思います。
タバコを仮に1日1箱吸っている人が、約500円程度を消費しているとします。すると、年間で182,500円が吸っていない人と差が生まれるわけです。
つまり1年でこれだけの金額がかかるわけですが、あとは何年吸い続けるかによって以下の金額が各年数でかかる計算です。
10年 |
20年 |
30年 |
40年 |
1,825,000円 |
3,650,000円 |
5,475,000円 |
7,300,000円 |
10年間で約180万円というのも驚きですが、仮に40年吸っている愛煙家の人は、700万円以上のお金がなくなっているわけです。一財産としては非常に大きな額ですが、やはり吸っている期間が長ければ長いほど、大きなお金が飛んでいくことになります。
タバコは依存性が高く、中には禁煙に挑戦したものの失敗したという人もいるかもしれません。しかし、お金だけではなく、健康的にも精神的にもタバコを吸わない方が良いというのは誰でも分ける事実です。
これ以外にも、社会的に肩身が狭くなってきてお、り喫煙所自体が減ってきています。
さらにいえば、上記で計算したタバコ代+健康被害リスク(治療費)がかかってくる可能性がありますので、タバコは辞められるならやめてしまい、できるだけ吸わない努力をすることがお金を貯める近見にもなるかもしれません。
射幸心を煽るもの
射幸心とは、人間の心理として「幸運を得たい」と願う感情のことで、その心理的な欲求を抱く状態を意味します。 しばしば「幸運によって他人よりも幸せに恵まれたい」という心理状態をも含みますが、これの代表的なものが「宝くじ」です。
もしかしたら、「1億円」「3億円」などが当たるかもしれないと言う考えや気持ちの心理状態ことが当てはまります。
現状、日本では「射幸心を煽るビジネスは禁止」とされていますが、これは建前上で間接的に煽っている物は多いかなと思います。
宣伝方法や仕組みは理解しておかなくては、無駄な消費というのはどんどん大きくなります。
そして、ギャンブル依存症という病気があるように、パチンコや競馬というのは興奮状態になりやすく、勝ったら大金を稼げるというポジティブな妄想をしてしまいます。
感情に流されているといえばそれまでですが、これらが習慣化してしまえばギャンブル自体に依存してしまうため、結果的に総合すると負けると分かっても一時期に勝ったという快感から、辞められなくなってしまいます。
こうなれば依存性から射幸心が芽生え、どんどん損をしてしまいますがやめることができません。その結果負け続けてもうやめられない負のループが生まれてしまうことになります。
こういったように、射幸心に一度火がついてしまうと長い人生においては資産の代わりに借金を生む可能性もあるあるものも多数です。
特に代表的なギャンブルは、一般的に言われている還元率(期待値)が低いので私は絶対にしないようにしていますが、ギャンブルそれぞれの還元率は以下のようになっているので、どれだけ損をしやすいのか見てみましょう。
ギャンブルの還元率(期待値) |
|
カジノ |
94%〜98% |
パチンコ・パチスロ |
80〜85% |
競馬 |
70〜80% |
ボートレース(競艇) |
75% |
オートレース |
70% |
宝くじ |
45% |
toto |
50% |
それぞれギャンブルの還元率ですが、カジノが最も高く、それに次いでパチンコ・パチスロになっています。ただ、カジノは現在日本ではできず、他のギャンブルの関しても基本的には損することが前提だと分かります。
これらを娯楽でやっている人の中に「トータルで勝っている」という人がいますが、これは嘘であり、正確に利益と損益を把握できていない可能性が高くなっています。
もちろん、勝ち逃げなどで実際に勝っているかもしれませんが、やればやるほど負けるというのがギャンブルだというのが分かります。
本当に買っているのであれば「プロ」として生計を立てられているはずですので、娯楽ではお金を貯める上では最大の天敵だと個人的には思います。
他人基準で買い物をしない
自分には必要がないものでも、周りの基準に合わせてしまうことがあります。
このような買い物は「見えを張る」ことにつながるからですが、たとえばブランド品が代表例です。日本人の年収はどんどん下がっていますが、ブランド品を購入したことが一度はあるはずです。
しかし、本当にブランド品にする必要があるのか?といわれれば首をかしげてしまいますし、何倍もの金額を使って高級品を買ったとしても機能面からいえば同じです。
日本人はブランド品を好む傾向がありますが、日本は豊かな国ではなくなっていますので、収入に見合わない高い買い物はやめておきましょう。
特に日本人のこういった傾向から、世界的にみてもブランド点が出している商品の価格は世界的にみても日本は高い水準を設けているといわれています。
これは私の持論ですが、世の中は見えの張り合いで成り立っているのかなと思います。
例えば、
「可愛いと思われたい」
「かっこいいと思われたい」
「お金持ちと思われたい」
という、第3者からの承認欲求で成り立っているかと思います。
見えを張ることが悪いことではありませんが、見栄は青天井です。
見えを張るのであれば、余ってしまった部分で見栄はほどほどに、他人視点だどいくらあっても足りません。物を買うときは「自分に必要かどうか」をじっくり吟味したうえで判断しましょう。
理解できないものは買わない
相場がわからない物、メリット・デメリットがわからない物。
全ての商品はいいとこもあれば悪いところもあります。完璧な商品なんてありません。
例えば、当サイトでもお問い合わせいただいている生命保険などです。
毎月の保険代が高く、生活が厳しいので保険を見直しにいこうという方がいましたが、その人はなぜか新しい保険を追加で契約してきてしまったのです。
私はこの方に、「現在契約している保険・追加で契約してきてしまった保険の内容を理解していますか?」と尋ねましたが回答は「よくわからない・・・」でした。
これは日本人のほとんどの人はこういった状態かもしれません。
日本では「保険に入るのは当たり前」という文化があり、令和元年度の生命保険加入率は全体で82.1%、男性で81.1%、女性で82.9%となっています。
しかし、この中で正確に内容を把握されている方はごくわずかで、ほとんどの方は把握していないでしょう。
これを読んで、「はっ」とした方は今からでも遅くないので是非確認をしてください。
保険に入っていること自体が悪いなどということではなく、ここで言いたいのはご自身にあっているか?ということです。
毎月の支出や年齢に対しての保証内容などが適切かどうか?ということです。
保険代理店でいい商品だと勧められても自分に合わない内容なのであれはそれは悪い商品と言えるでしょうし、あまり良くない商品だと言われても自分に合っているのであればそれはいい商品と言えます。
ですので、まずは理解できないものは買わない(お金を支払わない)ようにしましょう。
これができないと、詐欺に遭う確率が上がります。
詐欺というものは売り手と買い手の情報格差から起こる現象です。今回取り上げた保険も保険代理店(売り手)の情報と私たち契約者(買い手)へ開示される情報内容には大きな格差が存在します。
お金を使う時に気をつけるべき具体例
射幸心や依存性がありつつも、お金を貯めるうえでは障害になるものをお伝えしましたが、何も身近なものはこれだけではありません。
インターネットが普及した昨今では、さらに身近なところにお金を貯めるのを妨げてしまう、ある意味で依存性高いものが存在しています。
それがスマホで数タップで支払えてしまう、ゲーム課金やYou Tubeなどの投げ銭といった単発払い、継続的な支払いであるサブスク(サブスクリプション)と呼ばれる継続払いです。
ゲーム課金やYou Tubeでの投げ銭
現代ではスマホが普及し、ソーシャルゲームが誰でも簡単に行えるようになりました。
それと同時に、You Tubeなどで誰でも自身のメディアを持つことができるようになった時代です。
その結果、どこでもゲームで楽しみを見つけられますし、You Tubeで好きな相手の動画を見て隙を潰せます。今は無料の時代ですので、適度に楽しむのは構いませんが、熱中しすぎてしまうと、わずか数百円が積み重なり、大きな支払いとなってしまうことが少なくありません。
ここで注意いただきたいのが「ガチャ」という課金システムです。
私も学生時代にはソーシャルゲームをやっていましたが、ガチャで課金したことはありません。
周りの知り合いなどは毎月1〜2万程度の課金などを行っていましたが、中にはゲーム機自体を変えてしまう金額を課金してしまう人も多く、強いキャラクターなどを手に入れることができるかもしれませんが、最終的に自分の人生にそのキャラクターがどれほどのメリットを与えてくれるのかを冷静に判断していただければと思います。
大抵の場合、ソーシャルゲームは流行り廃りが激しく翌年には課金していたソーシャルゲームをやっていない人の方が多いというデータもあり、アプリデータ分析ツール『App Ape』の分析によると、インスタなどのSNSでさえもインストールから3ヶ月程度で利用継続率は半分以下となっているケースがほとんどです。
ただ、You Tubeはテレビよりも若者は見ているという結果もあるようですので、のめり込みすぎて見返りのない無駄な消費をしてしまうことがないようにしましょう。
人生の中心になってしまうことは注意しましょう。
サブスクリプション(サブスク)
サブスクとはサブスクリプションの略であり、定額料金を支払い利用するコンテンツやサービスのことです。商品を「所有」ではなく、一定期間「利用」するビジネスモデルのことを言います。
入ってどのぐらいの金額がかかるか?それに対してどのぐらいのメリット(対価)を得ることができるのか?をしっかりと把握することが必要です。
アマゾンプライムやアップルミュージックが代表例ですが、利用していないのにお得だからという理由で支払い続けている人もおり、年間で考えると大きな額になるので注意しておきましょう。
借金(ローン)をしないと買えないもの
大きい買い物には膨大な金額を要します。
一括で購入する人よりも、分割で借金をして支払うという人が多いはずですが、その代表例が家や車です。
特に家に関しては資産だと考えられている方もいるかもしれませんが、自身使用する持ち家は負債と言えます。
また、車もローンで購入する方がほどんどであり、新車登録してからの経過年数で見た車の価値は基本的に国産車、外車問わず、1年で約30%は下がるといわれています。
そのあとは、3年後で30〜45%、5年後:40〜60%、8〜10年後で95〜100%(査定額ほぼ0円)となり時間が経てば経つほど価値は下がります。
私生活に必要でない限り車は持たないのが先決であり、持つとしても用途をしっかりと考えそこに捻出できる金額のバランスをしっかりと把握することが重要と言えます。
お金を貯める近道は私生活の支出を減らすこと
お金を貯めるためには、普段購入しているものからまずは減らすのが近道です。しかし、家や車といった長期間支払い続けるようなものの場合には、購入時の支払い能力が継続することが前提となっているため注意が必要です。
特に子供が生まれたりすれば、自然と必要になる買い物や教育費もプラスで増えるため、意外と気づかないうちにお金を消費してしまい、なかなか貯金できないという人は非常に多くいます。
また、お酒やギャンブルでお金を必要以上に使ってしまうのはもちろんNGですが、現代では若い人に目立つのがスマホ課金やサブスクなどの利用で小さな消費を複数抱えている場合です。こういった支出も早い段階で気づいて抑えるようにしておくようにしておくことが大切です。
昔と違い、日本は豊かな国ではなくなっています。
今は先進国といわれていますが、先進国のなかでも成長率の低さや貧困率は目立ち始めていますので、少子高齢化を含めてお金を貯める力だけではなく、増やすための力も身につけておきましょう。
実際に日本経済の状況から将来の貧困の可能性を解説している記事では、よほどの所得がなければ備えが必要なことが分かりますので、お金を増やす力をどうすれば養えるのか?しっかりと学んで考えていきましょう。
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