コラム

コロナウイルスへの政府の悲惨すぎる対応。我々の税金の使い方に疑問

コロナウイルスに対する政府の悲惨な対応

昨日13日に、神奈川県在住の80代の日本人女性がコロナウイルスによって亡くなってしまいました。
国内初の死亡者であったため、そのニュースは世間を騒がせました。

しかし、私はコロナウイルスによって死亡者が出た件に関しては驚いていません。
中国のように、亡くなられてしまう方は遅かれ早かれ必ず出るからです。

今回の一件で本当に問題にすべき点は政府の対応の悲惨さにあります。
にもかかわらず、マスコミはコロナウイルス自体の恐ろしさしかほとんど報道していません。
そのため何も考えずに生活しているだけでは、世の中で起きていることの本質を捉えられなくなるのです。

その事実に気付くためにも、今回は特に話題になっているダイヤモンドプリンセスの件を例に、政府の対応に疑問を呈していきます。
また、政府が対策を打つために使うのは私たちの税金です。
この記事を通して、私たちの税金がどのように使われているのかをしっかりと把握できるようになりましょう。

Contents

ダイヤモンドプリンセス号における政府のずさんな対応

ダイヤモンドプリンセス号における政府の対応

ダイヤモンドプリンセス号では、5日に横浜港で行われた検疫によって乗船客10名にコロナウイルスの陽性反応が出ました。
その後、3,000名を超える乗船客を感染の有無にかかわらず船内隔離するという対応をしたのです。

しかし、船の中では依然として感染者は増え続けました。
安全が確保されているからこそ隔離する意味があるのですから、3,000人を超える人々はいつコロナウイルスにかかるか分からない危険な状態に晒されたのです。

そんな中、神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授は18日、船内の悲惨な様子についてYouTubeを通じて次のように告発しています。

・どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない

・常駐しているプロの感染対策の専門家が一人もいない


参照:HUFFPOST

これに対し厚生労働省の橋本副大臣はTwitterで反論として次のような画像を投稿し、結果的に世間へ政府のずさんな感染対策を明かすことになりました

橋本副大臣ツイート

引用:岩田健太郎教授のTwitterより

上記の画像では、船内を「清潔コース」と「不潔コース」に分けて感染対策していると主張しています。
しかし、両コースの仕切りはパーティションのみで、どう見ても感染を防げるようには思えません。

いざという時に国民を守る立場である政府がこのような対応しかできないとなると、今後が非常に不安です

そもそもコロナウイルス対策への初動が遅すぎる政府

初動が遅すぎる政府

ダイヤモンドプリンセス号がコロナウイルスについて世間を騒がせましたが、実際日本で最初の感染者が出たのは1月15日です。
この時点で政府が入念な対策を打っておけば、今ほど国内の感染者が増えなかったのではとも考えられます。

当時、コロナウイルスの脅威を軽視して、感染者の情報の開示方法が自治体ごとにまばらになっていました。

・どこに住んでいる人なのか
・行った場所はどこなのか
・使った電車は何なのか

などの感染者に関する全ての情報が自治体によって示されなければ、感染経路が分からなくなってしまうのも当たり前ですよね。

政府側が初期の段階からコロナウイルスの脅威を認識し、各自治体へ通達を出して警戒を高めておけばこんな状況にならなかったかもしれません。
そもそも過去の新型インフルエンザやSARS、MARSに似たケースだと考えれば、早期の対応ができたはずです。

政府の感染対策の遅さがコロナウイルスを広げた要因の一つだと考えられます。

正しく使われない私たちの税金

正しく使われない税金

人命が関わるようなひどい状況だからこそ、政府は税金を有効活用して早期解決に努めるべきだったのです。
しかし、政府は私たちが必死に納めた税金で浪費していることを知っているでしょうか?

最近話題に挙がった騒動でいうと、「桜を見る会」が一例です。

「桜を見る会」とは、各界の著名人を内閣総理大臣が招いて共に懇談するという内容です。
参加者は第2次安倍政権以前で約1万人だったにもかかわらず、2019年には1万8,000人まで増加しました。

これによって支出額が著しく増加しただけでなく、自民党の後援者を招待するなど資金の用途の透明性が非常に怪しいのです。
もちろん、「桜を見る会」に使われているお金は私たちの税金で賄われています。

「桜を見る会」の騒動についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事を参照してください。

「桜を見る会」から透けて見える国民を見ていない政治家たち

なぜこのような無駄なことに税金が使われ、コロナウイルスのような命に関わることに積極的に使われないのでしょうか。

私たちは自らの血税の使い道を知っておかなければいけない

私たちは税金の使い道を知らなければいけない

日常生活をただボーっと送っているだけでは、この記事で取り上げたような政府のおかしな動きを即座に把握できません。
なぜなら未だ大きな影響力を持っているマスコミが真実をねじ曲げて伝えるからです。

私たちは政府に好き勝手してもらうために税金を納めているわけではありません。
私たちの血税がどのように使われているのかを常に把握し、疑問を持ち続けることが重要です。
それによって本当に必要な増税なのか考えられるようになり、日本の現状の真実に近づけます。

例えば、2019年に消費税が10%に上がったことは記憶に新しいでしょう。
10%の増税に関して話し合われていた際、政府は増税分を社会保障費と新たな借金の抑制に充てるとしていました。

しかし、実際は借金抑制のために使われるはずだった税金の4割が教育無償化や保育士・介護職員の処遇改善へと使われます。

みなさんはこの事実を知っていますか?

もし知らないのであれば、今の日本の現状を把握するためにお金の流れ教養を学ぶ必要があります。

そうすることで自分たちが住む国の真実を理解でき、どうすれば満足できる暮らしができるか判断できるようになるからです。

また、他国との違いが鮮明に見えるようになり、貴方自身が客観的に日本を評価できるようになるでしょう。

 

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