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日本の金融教育が呆れるほど遅れている3つの理由

遅れている理由

この社会で生きていく上では欠かせないものである「お金」。
お金について理解しているかどうかで、人生の豊かさに大きな違いが生じます。

しかし、今の日本人はお金の知識が豊富にあるとはいえません。
金融広報中央委員会の金融リテラシー調査によると、日本の金融知識に関する点数がアメリカより6%、イギリス・ドイツ・フランスより3%以上も低い結果となりました。

実は、その原因の一端に日本のお金の教育が遅れていることがあるのです。

そこで今回は日本のお金の教育が遅れている3つの理由を解説しましょう。また、少ないながら日本で行われたお金の教育で成功した一例を紹介します。

今後の人生に関わるお金の知識は、正しく教えられることが必要なのです。

理由①お金は汚いものとみられている

お金は汚い

みなさんは「お金儲け」と聞いて、どのような感想を持つでしょうか?
「なんだか怪しいな」と悪いイメージが浮かぶ人が一定数いるはずです。

また、知り合いとお金の話をするのは気まずいと感じる人も多いでしょう。
親が子ども同士でお金のやりとりをしているのを見つけて、叱っている場面があったりもします。

家に住んだり、ご飯を食べたりするためなど、生きていくためにお金は必要不可欠です。
にもかかわらず、お金に関してマイナスな印象を抱くのは違和感がありますよね。

このような間違った文化があるせいで、日常生活でお金に関する話題はほとんど話されませせん。
そして、お金の知識を学ぶ機会が得られず、金融リテラシーが低いままになっています。

日経新聞の記事によると、投資教育を手がける岡本和久さんが2013年に全国の中学校・高校の約500人へ以下の質問をしました。

「お金ってきれいなものですか、それとも汚い?」

結果、8割弱の学生が「汚い」と答えたのです。
ここから未だに若年層もお金に対する間違っているイメージを持っていることが分かります。

理由②学校でお金の教育がほとんど扱われていない

学校でお金の教育は行われていない

誰もがたくさんの大事なことを勉強する学校では、お金の教育を全くといっていいほど扱っていません。

中学校・高等学校における 金融経済教育の実態調査報告書 によると、日本の中高の授業でお金についてはほとんど時間が割かれていないことが分かります。

(中学校・高校における金融経済教育の年間の授業時間数)

中学校・高等学校における 金融経済教育の実態調査報告書

各学年段階でお金のことを数時間勉強しただけで、正しい知識が身につくはずありません。
また、大学でもお金の授業が行われることはないです。

つまり多くの人は充分な金融リテラシーを得られないまま社会に出ています。
これでは日本の教育が遅れてしまうのも必然ですよね。

理由③今の大人が正しいお金の知識を持っていない

大人は知識が足りない

現在の日本の大人でさえも、正しいお金の知識を持っているとはいえません。

成人4,000人を対象にした金融に関する消費者アンケートによると、金融全般に関する8項目の知識の自己評価で「十分知識があると思う」という回答が1割を超えたものは預貯金と保険・年金のみでした。

それ以外の項目は5割以上が「ほとんど知識がないと思う」と回答しています。

子どもたちは自分たちの家庭での教えにも大きく影響されます。
大人たちが正しい知識を持っていないなら、子どもたちは学校でも家庭でもお金のことを学ばないのです。

そうして子どもたちが成長して大人になり自分たちに子どもができた時も同様に、正しい知識を教えられません。
このように日本のお金の教育はどんどん遅れていってしまうのです。

お金の教育の成功例

成功例

現在の悲惨な教育状況に危機感を持ち、一部の学校ではお金の教育を重要なものとして取り組んでいます。
今回はその中でもモデルケースになりえるような成功例を1つ紹介しましょう。

それは東京学芸大学附属世田谷小学校の教諭である沼田晶弘氏が行った、お金を知るための疑似体験ができる授業です。
内容は、「アクションワールド」という教室内通貨を作り、決められた様々なルールの下で子どもたちに稼いでもらったり使ってもらったりするというものになります。

当初子どもたちはアクションワールドを手に入れるために、給食当番などの仕事をし続けていました。
しかし、生徒全員から一律で住民税を徴収するというルールがあるため、どの子たちもアクションワールドは減る一方になります。

そんな中、自分自身が働き続けるよりも人を雇った方が効率が良いと気づく子たちが現れるのです。
それをきっかけに様々な会社がたくさん作られました。しかし、クラス内だけではなかなか消費が行われなかったため、デフレが進んでいきます。

デフレの影響で稼ぎが少ないにもかかわらず住民税は徴収されるため、子どもたちはどんどん貧しくなっていきました。
その後、一人の子がこの悪循環を打開する策として、なんと通貨投入を提案するのです。

実際に通貨投入を行うと子どもたちの使えるお金が増えたため、消費が活発になりデフレを脱却しました。

この授業を通して、子どもたちは税金や起業、インフレ・デフレなどお金の基本を豊かな発想力で学んでいきました。

今後の日本でお金の教育を進めていくには、このように子どもたちへ実践的な授業をしていくことが重要なのではないでしょうか。

子どもにお金の正しい教育をすることが重要

教育することが大事

日本のお金の教育が遅れている理由として以下の3つを挙げました。

・お金は汚いものとみられている
・学校でお金の教育がほとんど扱われていない
・今の大人が正しいお金の知識を持っていない

もちろん学校で正しいお金の授業が充分に行われることが理想です。
しかし、それができているのはまだまだ一部で、今後も劇的な増加は期待できないでしょう。

貴方のやるべき重要なことは、自らがお金のことを学び、子どもたちにしっかりと伝えていくことです。

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