コラム

養老保険・定期保険・終身保険の違いとは?項目別に解説

養老保険・定期保険・終身保険の違いとは?項目別に解説

万が一に備える「保険」には、いくつかの種類があります。また、保険会社がそれぞれ備えている保険の内容によっては、一言で「保険」といっても混乱してしまう現状が生まれています。

大きくは、定期保険・終身保険・養老保険の3つに分類されますが、恐らく身近なものは定期保険や終身保険で、「養老保険」がもっともなじみが薄いのではないでしょうか?

ここでは、養老保険と定期保険・終身保険との違いについて解説しながら、それぞれの保険の特徴や加入する目的などについて比較しながら解説していきたいと思います。

今加入している保険料は対して金額でなくとも、長く付き合っていくことになる保険を理解して、見直しや自信に最適な保険とはなにかを考えていけるようにしてみましょう。

Contents

養老保険・定期保険・終身保険の3つ違い

養老保険・定期保険・終身保険の3つ違い

保険の種類は多く、混乱してしまう人も多くいますが、基本的には3つを理解していれば充分です。その保険内容の違いは、人によっては重要になり、今後の人生を左右することもあれば、特に必要ない場合もあります。

ただ、必要不必要をしっかりと理解して加入していなければ、損をすることもあるのが保険です。特に何十年も加入し続けていると気にならなくとも、損をしてから気づくと言うパターンや見直してみて不要だっとと気づく人は意外と少なくありません。

そういった事がないためにも、保険自体のことは最低限理解して加入が必要化考えなおしてみましょう。

養老保険とは

養老保険とは、定められた保険期間中に死亡した場合、死亡保険金が保険期間が終了するまで生きていた場合に満期保険金が支払われる生命保険になります。

死亡保障機能と貯蓄機能が揃った保険になりますが、貯蓄が主になることが多く、目標額に達していた場合には保険金が支払われるという認識で十分でしょう。

定期保険とは

定期保険は、あらかじめ保険期間が決まっている保険です。
そして、その期間内に死亡または高度障害状態になった際に保険金が支払われる生命保険です。定期保険の“定期”というのは、期間が定まっているという意味になりますが、この定期保険の中には、皆さんもよく聞く掛け捨てというものがあり、基本的に貯蓄性がない使い捨ての保険のようなものになります。

終身保険とは

終身保険とはその名の通り、一生涯保障が続く保険になります。
保険料の一部を積み立て、運用しているため貯蓄性も備えていくことができ、保険料の支払いについても一生払い続ける終身払いと、一生涯分の保険料を一定効かないに払い込む短期払の2つがあります。

契約期間中は何歳で死亡しても保険金を受け取ることができるため、死亡後の葬儀費用やお墓代を準備するのに適しているといえるでしょう。

違いを理解して決める。保険加入のポイント

違いを理解して決める。保険加入のポイント

3つの生命保険の概要についてみてきましたが、ここからは「保険料」「保険期間」「解約返戻金・満期保険金」の観点で比較してみたいと思います。

保険料

保険料は貯蓄性の有無が大きく影するため、一般的に貯蓄性がある保険(養老保険・終身保険)の場合には、将来の支払うべき保険金や満期保険金のために保険料の一部を運用に回すため、貯蓄性のない掛け捨て型の保険(定期保険)と比べて保険料が高い傾向があります。

保険料は高くなりますが、なかなか貯蓄が出来ない人や、特に将来を見越して資産を運用していない人には加入しているだけでは貯蓄できる可能性もあるため、生活が困らないのであれば多少高くとも加入をおすすめします。

ただ、保険内容によっては貯蓄性があまりないものも多いため、注意しておきましょう。

保険期間

保険期間も保険の種類によって異なります。
養老保険・定期保険は保険期間が定まった保険で、契約した期間が終了すると保障がなくなります。ただ、保険期間は保険商品によっても異なりますが、いずれも10年・15年・20年など年数で区切る「年満了」タイプや、55歳・60歳・65歳などの年齢で区切る「歳満了」タイプから選択することが出来ます。

一方で終身保険は、解約しない限り一生涯保障が継続します。
定期的な見直しを考えている人なら、10年という期間で区切っていくのもいいですし、定年までを見越して考えるのであれば60歳以降を検討して契約するのが最適です。

ただ、満期までの契約を完了しないまでは、返金される金額もかなり落ちることもあるので、長い目で支払いがキツくならないことを前提によく考えておきましょう。

解約返戻金・満期保険金

契約期間中に保険を解約すると受け取ることができるお金を解約返戻金、保険期間中に万が一のことが起こらず、契約期間が終了したときに受け取ることができるお金を満期保険金といいます。

これらに関しても保険料の決まり方と同様に貯蓄性の有無が大きく影響します。

上記でも説明したように、各保険会社の内容やプランによって異なりますが、解約返戻金も異なるので、契約まえにしっかりとチェックしておきましょう。

解約返戻金

貯蓄性がある保険の場合、保険料には保障にあてる部分だけでなく運用に回す積み立て部分が含まれています。養老保険・終身保険は貯蓄性があるため、中途解約の際は、積み立て部分から手数料を差し引いた額が解約返戻金として支払われます。

定期保険は貯蓄性が無いため、基本的には解約返戻金はなく(一部の定期保険を除きます。)、あってもごくわずかです。

満期保険金

終身保険は保険期間に終わりがなく満期という考え方がありません。そのため、満期保険金はなく、養老保険と定期保険は保険期間が定まっているという部分では共通していますが、大きな違いは満期保険金の有無になります。

養老保険は貯蓄性がある保険です。保険料のうち運用に回す積み立て部分が大きいため、払込保険料に近い金額を満期保険金として受け取ることができます。
定期保険は貯蓄性が無く、掛け捨て型となるため、契約満了時の満期保険金はありません。

日本の保険をはるかにしのぐオフショア保険とは

日本の保険をはるかにしのぐオフショア保険とは

オフショア生命保険は、通常の生命保険(定期保険・終身保険)とは異なり、保険契約のなかで複数の金融商品を運用し、将来、解約返戻金や個人年金としてその利益を実現しようとするものです。

つまり、万が一に備えつつも、将来を見越した資金を調達することも目標の1つとして充実させようとする強みがあります。

オフショア生保は、国内の類似商品として積立型の変額保険があります。
変額保険は限られたファンドから投資対象を選択するのに対し、オフショア生保では数百本のファンドをラインナップしています。
商品の仕組みはほぼ同じといえますが、次はこのオフショア保険も含めて比較してみたいと思います。

※詳しくは【日本に比べて圧倒的に優れた保険「オフショア保険」について】という記事でもご紹介させていただいており、契約者のケース別に比較もしていますのでご参考にしていただければと思います。

養老保険・定期保険・終身保険・オフショア保険の違いまとめ

 

養老保険

定期保険

終身保険

オフショア保険

特徴

満期があり死亡保険金と満期保険金が同額

あらかじめ決められた保険期間の死亡・高度障害に備える

一生涯、死亡・高度障害に備える

万が一の保障と、米ドルの資産形成が一つの商品で可能

保険期間

満期まで

保険期間終了まで

一生涯

一生涯

保険料

最も高い

安め

割高になる

最も安い

満期保険金

あり

なし

なし

なし

貯蓄性

高い

なし
(ほぼなし)

あり

非常に高い

解約返戻金

あり

(微増)

なし
(ほぼなし)

あり
(元本割れ)

あり

保険の更新

なし

あり

(更新の度に保険料UP)

なし

なし

上記はそれぞれの保険を比較したものになります。
大きく差があるといえるものは少ないかもしれませんが、解約返戻金のありなしや保険料の違いでも、何十年と加入したままであれば大きな差に繋がります。

特に加入したものの、保険料を中心に考えて特に有効に使えていない人からみれば、貯蓄性が優れて解約返戻金があるオフショア保険がオススメといえます。

将来の資産形成と死亡整理資金の両方に備える

将来のための資産作りをしながら、万が一の際には死亡保険金を受け取りたいという方には、保障と貯蓄の両方の機能を備えた養老保険がおすすめです。

保険期間中に万が一のことが起こってしまった場合は死亡保険金を受け取ることができますので、葬儀費用やお墓代の他、遺された家族の生活費などを準備することができます。また、万が一のことが起こらずに契約期間を終了すると、死亡保険金と同額の満期保険金を受け取ることができるため、将来の暮らしを豊かにすることにもつながります。

養老保険の保険料は、定期保険や終身保険に比べて高い傾向がありますが、家族のための保障を確保しつつ、貯蓄もできますので、安心を得ながら将来の為に準備も出来る魅力があります。

大切な時期の万が一に備えたい

小さい子どもがいる家庭の世帯主など、一定期間のみ大きな保障が必要な方には定期保険がおすすめです。掛け捨て型の保険なので、養老保険や終身保険と比べてお手頃な保険料で、必要な期間に保障を備えることができます。10年更新型など比較的期間の短い定期保険を活用することで、子どもの成長やライフプランに合わせて保障内容を柔軟に見直せるメリットもあります。

いつ万が一のことが起こっても、遺された家族に負担をかけないようにしたい

いつ何が起こっても安心できる保障を準備したい、家族に死後の整理資金を遺しておきたいという方には、終身保険がおすすめです。

もちろん、一生涯契約した保障が継続する保険なので、何歳で亡くなっても家族にお金を遺すことができます。また貯蓄性があるため、生きている間にお金が必要になったときは、保険を中途解約して解約返戻金を受け取ることができるという安心感もあります。

養老保険・定期保険・終身保険、それぞれの特徴を理解し、うまく活用しましょう

養老保険・定期保険・終身保険、それぞれの特徴を理解し、うまく活用しましょう

3つのタイプの死亡保険を比較しながら解説しました。掛け捨て型の保険で大きな保障を備えたい、保険を活用して資産形成をしたいなど、保険に加入する目的によって、その方に合う保険は異なります。

また、それぞれの保険の特徴を理解した上で、うまく使い分けたり、必要に応じて組み合わせたりして、安心の保障を準備することは将来の資産や安心感に大きく繋がると理解していただけたはずです。

この3つの保険は、日本では代表的な保険になりますが、比較してみると保険料や解約返戻金、貯蓄性で違いがあることが分かりました。特に保険料は今の経済状況によって左右される安心感ですが、貯蓄性は将来の資産などの安心感に備えることができるため、長期的な目線での考えが必要です。

保険には各社それぞれの良い部分もありますが、悪い部分もあり、一言で誰にどのように適した保険かは断定することができません。それでも、将来を見越した貯蓄を考えつつ、万が一に備えることが老後に求められることを考えれば、やはりオススメは保険料の低さと貯蓄性の高いオフショア保険になります。

今回比較した内容から、さらに人気トップ3の終身保険とオフショアを比較した保険の詳細を次回、解説しますので、一度現在の保険を見直しや加入を検討している人は、オフショア保険の検討を含めて最適な保険プランへの加入できるように考えてみてください。

保険は多くの人が加入していますが、長い時間加入し続けることを考えれば少ない金額でも長期で大きな額になります。ぜひあなたにとっての正解を見つけてください。

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