コラム

「複利」を活用して得られる老後2000万円へ理想的な運用計画

理想的な運用計画

ここまでの内容で書かせて頂いた「資産形成は20代のうちから始める有利なる」と「ドルコスト平均法の優位性」で分かったかと思いますが、今回はもう少し金利の話をしたいと思います。

そのため、いくら長期間貯金に励んでも「時間的なメリット」がという現象は起こりません。未来のことはわかりませんが、金利が急に上がったり、金利の付き方が複利になることは起こらないと考えていいでしょう。

ただ、「複利」と呼ばれる誰でも可能なお金の増やし方をすれば、「時間」による運用が難しくても大きな資産を形成することができます。もちろん、「時間」による運用と「複利」を組み合わせることができれば、その威力は計り知れないものになります。

今回の記事では投資の世界で有名な「複利」と呼ばれる運用方法を解説していきたいと思います。

投資の基本的な部分でもありますが、これを知っているか知らないかで大きな差に繋がるので、ぜひ身につけて運用の際には有効に考えられるようになりましょう。

Contents

複利は20世紀最大の発見!複利が資産形成の決め手になる

72の法則

アルベルト・アインシュタイン博士が「20世紀最大の発見は(相対性理論ではなく)複利だ」と言った言葉を残しています。

複利運用のマジックほど、投資にとって威力があることはありません。

複利とは利子にまた利子がつくことを言います。
「元本+利子の総合計」に対して利子が繰り返し付き続けることです。

これはまさに「お金に働いてもらう」という事です。
仮に、100万円を 25 年運用した場合どのように増えて行くのか各利率ごとに見ていきたいと思います。

複利で運用した場合の累積価値

100万円を5つの異なる年率で25年間運用した場合のリターンを表示したものです。

年間利率のちょっとした違いが、複利ともなれば長期間でいかに大きな差を生むのがわかるかと思います。

ちなみに、現在の銀行金利0.001%で25年間複利運用しても、100万260円です。25年間も運用して260円しか増えません。日本の銀行預金単利ですがこの金利では複利にしたとしても複利の効力は得られません。

複利には「72の法則」と呼ばれる有名な方程式があります。これは、「元金を2倍にするのに必要な年数を割り出すために使われる数式」です。

72(%) ÷ 金利(%) = 元金が2倍になる年数

1%の金利ならば
72 ÷ 1 = 72年
という数字になります。
7.2%の金利がつけば
72 ÷ 7.2 = 10年

つまり10年で元金は2倍になるというわけです。
12%の金利がつけば
72 ÷ 12 = 6年
6年で元金の2倍になるということになります。

ちなみに年0.001%の金利でお金を増やそうと思ったら
72 ÷ 0.001 = 7万2000年
という膨大な時間がかかってしまいます。

これは、日本の銀行金利ではお金を増やすことは実質的に不可能だということです。

72の法則は借金の場合にも適用できます。
クレジットカードの年率金利が 15% の場合
72 : 15% = 4.8年
となり、借金は約5年で2倍に膨れ上がってしまうということになります。
銀行に預けているお金は利子がつかない現状で、クレジットカードの借金(リボなども含む)の金利がいかに高いかがおわかりいただけたでしょうか?

若い時から定期的に貯蓄・投資を行うことが重要

定期的に貯蓄・投資

ここからは、いままでのまとめの話です。

当サイトからのメッセージとして、若いときは目標として収入の2割を貯蓄、投資に向けることをから初めて見てください。

今まで貯金などをしてこなかった人には少しきついかもしれませんがこれをやることであなたの未来を明るくしていくことができます。また、これを達成できる方は貯蓄、投資の割合を3割4割と少しづつ変えて行くことが出来ればさらに明るい未来が近づくと思います。

そして、ドル・コスト平均法を有効利用して頂ければ尚いいでしょう。
どうしても銀行預金がいいという場合には、高金利を提供している銀行口座を開くことをお勧ます。ただ、日本はマイナス金利なので、金利が非常に低いため複利だったとしても複利の効果はないと言っていいでしょう。
そのため、少しでも金利の高い海外の口座開設をお勧めします。

近年では海外の多くの銀行が非居住者にも口座開設を許可しています。
もちろん、複利であり源泉徴収税がないことを考慮した場合、オフショアにある銀行で口を開設されるのが一番かと思います。

日本で銀行預金や現金貯金をしているだけの状態はなんのメリットもありません。

そのため、若い人こそ一刻も早く資産運用を始めて、将来への対策を早くやることだと思います。
投資自体にはリスクがあるものですが、リスクがなければリターンもないということはしっかりと頭の中においておいてください。

ただ、この数十年で日本人はリスクを取ることをすっかり忘れてしまいました。

安定志向といえば聞こえはいいですが、これは「何もしない」ということでもあります。
欧米では、若い時からこうした教育があるので、20代の人でもアクションを起こしている人は多いですが、日本ではほとんど見かけません。

昨年の「老後2000万円」問題が出てからは少しずつ増えてきてはいますが、日本人は教育を受けていないのでメリットのない投資に手を出してしまっているのが現状です。

お金はただ持っているだけでは増えませんが、間違ったことを行ってしまうと増えないどころか減らしてしまうことすらあります。
アクションを起こすことは重要ですが、日本ではアクションを起こすにしてもしっかりとお金についての知識をもっていないと増えないということをまずは理解しておきましょう。

複利を活用できるオフショア投資こそが日本人に必要なものである

オフショア投資

今回は投資の基本である「複利」に触れましたが、知っている人も多かった反面、知らなかった人は必ず抑えておいて欲しい基礎知識でもあります。

増えた利益をそのままに運用するというシンプルなやり方にも関わらず、雪だるま式に増えるお金の大きさは時間を使うことで間違いなく老後に向けた資金作りに役立つはずです。

次回の記事では実際にオフショア投資、つまり世界にある優良な金融商品に投資する際に抑えておくべきポイントを解説したいと思います。

国内の金融商品でも色々なトラブルが発生していますが、やはり海外の商品となると不安になる人も多いと思いますので、不安を払拭して安心して運用出来るようにオフショア投資で利益を出すために重要なことを知っておきましょう。

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