今までの記事では、日本におけるお金への価値観や貯蓄状況、そして資産形成をするにあたって知っていてほしい基礎知識をお伝えしました。
株式投資や不動産投資、そして投資信託や積立てといった多くの投資に対象はありますが、そのなかでもなぜオフショア投資を中心とした積立て商品が初心者にオススメなのか?
今回は2ヶ月ほどかけて説明をしてきた7つの記事を振り返りながら、今一度理解できているか振り返っていきましょう。
Contents
日本で大多数を占める余ったら貯蓄という超保守的資産形成
この記事では頑張って働いているにも関わらず、貯金が増えないという人の原因を取り上げました。
生活に必要なお金や自身の娯楽に対してお金を使うのは当たり前ですが、それでも多くの人が「万が一があったら…」「少しでも今後の事を考えて」と働いて得た給与の一部に銀行の預金しています。
これは一般的な日本人の感覚でいうのであれば普通ですし、特別問題があるように思えません。
そうなると、貯金が増えないのは収入が低いのが原因だろう。
そう勘違いしてしまう人が多いのが事実です。もちろん、収入が多ければ貯金もしやすい事は否定できません。
ただ、単純に労働以外で今あるお金を増やす方法を知らなさすぎる人がいるのも日本人の特徴です。
これはリスクを積極的にとって投資をしろ、というわけではなく、今の毎月の収入から最適な資産設計を考えることが出来ない人が多いことがそもそもの原因です。
自身の収入を今の仕事で飛躍的に増やせればいいかもしれませんが、努力次第で増やせるかは疑問が残るところ。
金融教育の欠如が生んだ「貯蓄至上主義」日本の誤った常識
そこで「日本人の誤った金融教育で生まれたお金の神話」では、収入の一部を貯金と合わせてどれぐらいの割合で運用に回せばいいのかをお伝えしています。
また、日本と他の国(イギリスやアメリカ)との投資への積極性の違いやなぜ貯金が減る一方なのかを解説している内容です。
海外を視野に入れた効率の良い投資を知るために
「日本人の誤った金融教育で生まれたお金の神話」で、日本との比較するために海外の投資事情にも少し触れました。
そこで「オフショアの意味と活用メリットとはなにか?」では、海外で投資することを中心にオフショアの意味や日本のみならず海外を視野に投資対象を増やすことで、運用額は変わらずにどれほど結果に違いが発生するのかを知ってもらう内容になっています。
日本は金融教育がないため気づかない人も多いですが、日本では良い商品と信じられているものが、海外や金融先進国からみれば欠陥じみた商品に見えることもあります。
そもそも、本当に良い商品かは日本以外の運用結果や商品の詳細を知らなければ分かりませんよね。
「オフショアの意味と活用メリットとはなにか?」は、そういった海外投資も含めた世界基準で最適な運用をするための基礎知識を解説しています。
オフショアの意味と活用メリットを理解し、有効的に利用する
多くの人が知らない日本の金融商品の現実
銀行や証券会社も利益を出すことを目的にしていますが、現在の日本では購入を検討している人と利益相反になっているのが現実です。
それを金融庁で公開されている情報をもとに解説しているのか「日本は金融鎖国。悲惨の保護政策の実態」です。
この記事では、日本の保険や投資信託が如何に手数料ビジネスになっているかをお伝えし、運用効率の悪さを海外の金融商品と比較して原因を解説しています。
手数料が考慮されていないリターンを紹介して購入を勧める金融商品での結果で、販売手数料が約6倍、信託手数料が約5倍、収益率も10年平均で約50倍近いという結果は衝撃を受けた人も多いと思います。
金融鎖国の日本から生まれた金融商品の知られざる実態
知らないと損をする若いほど得をする資産形成
資産形成において、リスクを限りなく抑えてリターンを大きくする方法に「時間」を使う方法が挙げられます。
まとまった額を一気に投資するのは少なくない資金が必要になりますし、何より経済状況によっては苦しくなる場合も考えなくてはいけません。
「時はかねなり?20代で資産形成を始める分かる資産の大きさ」では、20歳から65歳という定年までの40年間を毎月2万円と5万円の2パターンで、実際に一定期間ごとに投資することで得られる資産の大きさを実際にシュミュレーションしています。
投資額が少なくても時間をかければかけるほど資産が大きくなる、といったイメージしづらい部分を実際にシュミレーションしているので、投資額が多く用意できないひとでもどれだけ大きな資産を気づくことができるのかを明確に理解できるようになっています。
先を見据えて無理なく資産を築くための時間の活用方をお伝えしているので、老後の生活では2000万円不足すると金融庁が発表から不安に感じている人は、少しでも良いので参考に運用してみましょう。
時は金なり?20代で資産形成を始めると分かる資産の大きさ
誰でもリスクを抑えた運用ができるドルコスト平均法
「3つのパターンから見るドルコスト平均方の安全的な運用例」では、多くの金融商品に取り入れられている運用法の1つであるドルコスト平均法のメリットを解説しています。
初めて聞く人にはイメージが湧きづらいかもしれませんが、シンプルな投資方法にも関わらずリスクを抑えることができるので、やり方次第でローリスク・ミドルリターンやローリスク・ハイリターンで利益を狙うことも可能です。
ドルコスト平均法で実際に3つの商品の運用例を図として解説しつつ、予測が難しい投資の世界で安定的な利益を追求する初心者向きのやり方を紹介した記事になるので、投資における最適な運用方法を知っておきましょう。
20世紀最大の発見と天才にいわせた「複利」
日本の金利は非常に低いですが、複利を使うことで膨大な資金を築ける可能性があがります。
複利とは利子にまた利子がつくことを言い、「元本+利子の総合計」に対して利子が繰り返し付き続けることです。
雪だるま式に増えていく複利の運用方法は、「時はかねなり?20代で資産形成を始める分かる資産の大きさ」でも説明したように、運用する時間が長ければ長いほど大きく資産が増えていきます。
その威力はアルベルト・アインシュタイン博士が「20世紀最大の発見は(相対性理論ではなく)複利だ」と言った言葉を残すほどで、『「複利」を活用して得られる老後2000万円へ理想的な運用計画』では100万円を5つの年率で25年間運用した結果を解説。
資金の増加率の高さをお伝えしています。
複利は投資における基礎中の基礎ですが、資産を増やすにあたって非常に重要なものになるので、知っておいてほしい理解になります。
これも時間を使うことで大きくなるので、時間があるほど大きくなる若い人にほどオススメな記事です。
オフショア投資の欠かせない流れとポイント
海外も視野にいれることで、日本では難しい利益を追求することが可能だとお伝えしましたが、「国内投資をする前に見る「オフショア」活用での海外投資」では実際に海外に口座開設してオフショア投資をするための手順を紹介しています。
また、分散投資や小口投資を行うことで資金が少ないうちから大きく資金を増やすことが出来る初心者向けの記事になるので、投資という概念を日本以外の世界基準で考えられるようになりましょう。
オフショア投資に関してはもう少し知りたいという人に向けた、実際に必要な情報や口座開設方法を解説しているので、本格的に資産運用に向けて動き出した人には日本の金融商品を購入するまえに知っておいてほしい流れとポイントとなっています。
まとめ
今回紹介した過去の7つの記事は、時間をかけた運用効率の良さを伝えるとともに20代・30代の人なら資産運用を始めるために最低限覚えてほしい内容になっています。ここまででは30〜40年間の運用期間がある方をベースにお話をさせていただきました。
ただ、40代以降で老後を意識した年代も人も多く、約20年程度で資産を築き上げたいという人もいるかと思います。
来週からは、約20年程度で老後の資産を築き上げるための収入・年代といった細かい部分を見ていきながら、資産バランスを意識した40代以降に必要な資産構築の術を紹介していきたいと思います。
日本人のほとんどが知らない日本金融の問題だけではなく、あなた自身に当てはまる運用例もきっとあると思いますので、より良い資産運用ができる力を身につけるためにぜひ読み進めていきましょう。
それでは、次回「貧しくなり続けた日本人が抱える老後の不安」からスタートになります。
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